スプラトゥーンの次回作がどうなるか予想!
2017/01/13
スプラトゥーンの次回作はどんなブキやルールが登場するのでしょうか?
以前、次回作の発売時期についての考察記事を書きましたが、今回はより具体的に、どんなゲーム内容になるのか?ということについて予想してみたいと思います。
また、次回作に期待したいことについても書いていきたいと思います。
ブキはお掃除系が多い?
スプラトゥーンはインクを塗りまくるゲームだけあって、液体などを出したり噴出したりするものをモチーフにしたブキが数多く登場しています。
- 水鉄砲(スプラシューター等)
- ローラー(ローラー系)
- ガソリンの給油ノズル(リッター3K)
- 筆(パブロ、ホクサイ)
- 筆洗(ヒッセン)
- 消火栓(ハイドラント)
お掃除系のブキも意外と多いです。
- 高圧洗浄機(ジェット・デュアル系)
- バケツ(バケットスロッシャー)
- マジックリン(スクイックリン)
- 洗濯機(スクリュースロッシャー)
ヒーローモードにはインクを綺麗にするインクリーナーという敵も登場します。
まだ登場していないお掃除ネタでいくと 雑巾 はどうでしょうか?
ZRを押しっぱなしで雑巾がけ、ZRを1回押すと雑巾を両手で広げてバッと振るといった感じです。
あるいは、雑巾絞りでビチャーっと周りに撒き散らす攻撃なんかもできるかもしれません。
他にも、ホース をモチーフにしたブキも登場しそうです。
一気にドパーっとインクを撒き散らすブキです。ダイナモのように瞬間的な塗り能力が高い分、インク消費量が多くなりそうです。
ホースの先端をギュッと握って細くしたら、水圧が上昇して射程と威力が伸びます(そのかわり塗りが弱くなる)。
追記:そういえばリールガンはホースが元ネタでした。
お掃除系以外では、じょうろやシャワーなんかも面白そうです。
ヘッド(頭の部分)を付け替えると、色んな攻撃のバリエーションになりそうです。
なんにしても、シューター系のブキは残るでしょう。
入門用のわかばシューターやスプラローラー的なポジションのブキは残ると思われます。
備考
任天堂のゲーム作りに共通していることですが、「先に性能を考えて、その性能を表現するのに適したものを後から考える」というものがあります。
例えば、ヒッセンは元々「3方向に弾を発射するスロッシャー」として考案され、その見た目にふさわしいものとして「筆洗」が後付けで選ばれました。
性能や構造を先に考えて、デザインは後から考えるわけです。
スプラトゥーンのキャラクターも、最初から「イカ」と決まっていたわけではなく、
- インクを塗るということに説得力のある生物
- インクに隠れたり、ブキを持ったりできる
という性能や構造を考えたあとで、イカが選ばれました。
つまり開発者からすると、私が上に紹介したような、
「次回作では雑巾やホース、シャワーといったものを出そう」
と先に決めるわけではないのです。
ですので、任天堂のゲームの次回作を予想するときに、デザインやアイテムから予想するという考え方は実はあまり正しくありません。
- どんな構造のブキ?
- どんな新しい遊び方を提供してくれるブキ?
といったようにして考えるのが正しいのです。
バトル中にアイテムが追加されたら面白そう
例えば、
- ジャンプ力が上昇するバネのようなアイテム
- マリオのように大きくなったり小さくなったりする
- あるいはマリオカートの雷のように相手全員を小さくできる
- モンハンのシビレ罠や落とし穴のような相手の動きを封じる設置アイテム
- スマブラのバンパーのように触れたら弾かれる障害物が設置できる
などがあれば、より戦略性の幅が広がって面白そうです。
あるいはポケモンのように、補助アイテムを一つ持ったままバトルに臨むというスタイルも考えられます。
ヒーローモードのアーマーのように、「一回だけはやられても大丈夫」のようなギア(ギアパワー)も登場するかもしれません。
ヒーローモードに登場した、インクレールやスポンジのようなギミックも、バトルにあればより楽しめるのではないでしょうか。
WiiU版には、
- モンガラの水門
- キンメダイの回転する柱
- マヒマヒの水位の変更
- ショッツルのコンベア
- アンチョビのプロペラ
といったステージごとのギミックがありましたが、次回作でも新しいギミックが取り入れられると、より戦略に幅が出て楽しめると思います。
サブ・スペシャルも一新?
サブやスペシャルも新しいものが追加されるでしょう。もしかすると一新されるかもしれません。
例えば、
- 分身を作り出す能力
- 衝撃波を発生させるスペシャル
- 水上ホバーのように一定時間空を飛べる(マリオサンシャイン?)
- 設置した場所を中心にして小型ミサイルを無数に発射するスペシャル
とかも面白そうです。
一定時間ステージのあらゆるオブジェクトが透過されて、サーモグラフィーのように相手の居場所やブキ、行動などが丸分かりになって把握できるというスペシャルはどうでしょう。
簡単に言えば、レーダーのようにスキャンしてステージを見れるようにできるスペシャルです。
現行のスーパーセンサーは、味方全員に効果が適用される分、相手の居場所がただ分かるだけというスペシャルですが、こちらはより詳細な情報を得ることに特化したスペシャルです。
ただし、効果を得られるのは自分一人だけという条件付き。当然、マーキングガードのように、それを防ぐギアも追加されるでしょう。
スペシャル一つとってみても、色々と想像が膨らみますね。
そもそも、サブやスペシャルといった仕組みすらなくなるかもしれません。
新しいルールで遊びたい!
分かりやすくて基本的なルールであるナワバリバトルは残りそうです。
しかし、
- エリア
- ヤグラ
- ホコ
などのガチマッチのルールは一新されるかもしれません。
元々この3つのルール構成はとても完成されている形なので、これをどう変えるのか?と考えるととても難しそうです。
開発者によると、
- エリアは定点
- ヤグラはレールで移動
- ホコは自由に動ける
というように、徐々に自由度が増すようにルールを増やしていると言っています。
つまり、これらのルールは思い付きで作られたのではなく、ちゃんと理由や目的、意図があってこの3つの構成になっているわけです。
そうしたことも考えると、最初はエリアのように定点(一箇所)に皆が集まるルールが登場するのではないでしょうか?
例えば、「中央に蛇口のようなものがあり、インクで攻撃することによってボルトがどんどん緩んでいき、最後にボルトが取れ、インクがはじけ飛んでジッエンド」といったようなルールが登場するかもしれません。
ヤグラやホコにあたるものとして、お神輿(みこし)のように誰かを担いで運んでいくといったルールも考えられます。
考えたら色々案はあるのでしょうね。
任天堂の新作には必ず新たなアイデアが盛り込まれる
任天堂のゲーム作りの姿勢として、「新しい仕組み、構造を取り入れる」といったものがあります。
例えばマリオでいうと、
- タヌキマリオは尻尾を振って敵を倒せる(ジャンプで踏みつけなくてもいい)
- ムササビマリオは低空飛行を続けられる
- ネコマリオは壁を登れる
といったように、たとえ同じシリーズであっても、常に新たな遊びの構造が取り入れられています。
マリオカートでは、
- GCではダブルダッシュ(2人乗り)
- 3DSではハングライダー(空を飛ぶ)
- Wiiではバイクが登場(ウィリーで速度上昇)
- WiiUでは反重力システムの登場(重力に逆らって走れる場所がある)
任天堂との関係が深いポケモンなどを例にすると、
- 金銀でポケモンにアイテムを持たせられるようになった
- ルビー・サファイアでダブルバトル、特性の追加
- XYではメガシンカ
と言ったように、新たな仕組みを取り入れることで、シリーズを重ねるごとにバトルの深みが増していきました。
スマブラでは、「アシストフィギュア」や「最後の切りふだ」といったアイテム、システムが登場しています。
要するにスプラトゥーンも、
- 映像の進化
- ブキの増加
- ステージ数の増加
といった進化ではなく、もっと根本的な、遊びの構造自体を変えるという方向に進むはずなのです。
もちろん、映像の進化やブキの増加などといったことも考えられなくはないですが、任天堂が重要視しているのはそこではありません。
遊び自体に重点を置いているわけです。
私もスプラトゥーンにこういった変化を期待しています。
- 新しい構造
- 新しい遊び方
といったものです。
例えば、わかばシューターコラボ、みたいなそんな変化や進化は求めていないわけです。
任天堂自体も、そういった単純にボリュームや種類を増やすだけの進化は求めてはいません。
これは、今まで任天堂の開発者が受け応えした様々なインタビューによって常に語られていることです。
スプラトゥーンの次回作においても、
- もっと違うもの
- 新しいもの
を取り入れていくでしょうし、私自身もそんな新作を遊びたいと思います。
期待したい新たなシステム!
観戦モード
色んなプレイヤーが戦っている試合の映像が生中継で見られたらいいですね。
例えば広場のモニターで見られるのもいいでしょうし、観戦場のような感じでみんなとあーだこーだ言いながら試合を見るのも面白いと思います。
スプラトゥーン甲子園のような感じで、複数視点でバトルが見られると、とても白熱しますし勉強になります。
マッチング中に練習
WiiU版のスプラトゥーンでは、マッチング中にミニゲームしかできませんが、キャラクターを動かせる「何か」がやりたいですね。
風船を割るゲームだったり、動く的(まと)がある練習場で遊べたりすると、待ち時間を無駄にしなくて済みます。
ちなみに今の私は、マッチングの待ち時間中にスプラトゥーンに関するブログや動画を見たりして勉強しています。
追加・変更しなくてもいいと思うシステム
ウデマエ・マッチングシステム
ウデマエなどを元にしたマッチングシステムは、アップデートによってかなり改良されていますので、この辺はあまりいじらなくてもいいのではないかと思います。
フェスの仕様も大変バランスが良いものに変更され、初心者から上級者まで楽しめるものになっています。
ボイスチャット
スプラトゥーンは、小さいお子さんから大人まで遊んでいるユーザー層の幅広いゲームですので、無くていいと思います。
ボイスチャットがなくても充分楽しく遊べていますし、ボイスチャットがやりたい人はスカイプなどを使って各自でやっていますので無くても問題ありません。
ブキ・ギアのカスタマイズ機能
ブキやギアの細かいカスタマイズ機能は、一部のヘビーユーザーには望まれていますが、スプラトゥーンを遊んでいる多くのユーザーには、そういったゲームがより複雑になるような進化はあまり望まれていません。
そもそもそれが進化と呼べるかも微妙なのですが。
任天堂自身も、ゲーム内容がよりシンプルであることを目指していますので、カスタマイズ機能などの複雑な要素は極力入れないと思います。
これらのシステムは、バトルをより複雑なものにしてしまい、ライトユーザーが離れてしまう原因になってしまいます。
実際は、機能を増やすことは簡単で、減らすことの方が難しいのです。
装備のセット機能
装備のセット機能は便利ですが、これがあると毎回同じ装備でばかり遊んでしまうユーザーが増えてしまうため、無い方が良いと思います。
装備が固定されてしまう人ばかりになるというのは、やはり面白くないです。
任天堂が装備のセット機能を入れていないのも、こうした背景があるからだと思います。
上の項でも述べたように、そういう機能的なことではなく、新しい遊びの構造の方をより重視して欲しいと思います。
WiiU版のスプラトゥーンにはない、次回作ならではの新しいギミックや操作方法、全く新しいコンセプトのブキやギア、そういった遊び自体が変わるものに期待したいです。
まとめ
次回作では、新しい遊びの構造が取り入れられるでしょう。
WiiU版では当たり前だったことが、次回作では無くなっているかもしれません。
- 無くなる
- 省く
というのも進化なのです。
一方で、スプラトゥーンの軸が変わることはないでしょう。
スプラトゥーンの軸とは、「イカ」と「ヒト」を切り替えられる、というものです。
TVCMでもおなじみのフレーズですが、「イカで潜って、ヒトで塗る」というのがスプラトゥーンで最も重要な部分です。
スプラトゥーンでは、
- イカ状態でできること
- ヒト状態でできること
が機能的に綺麗に分かれて整理されています。
この根っこの部分だけは、今後何十年も変わることなく普遍なものとしてあり続けるでしょう。
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