スプラトゥーン マーキングガードは弱体化でいらない?それとも必要?
2017/02/20
マーキングガードは、Ver. 2.7.0(2016.4.13配信)のアップデートにより、マーキング時間の減少量が減るという弱体化が行われました。
一方、スーパーセンサーなどの効果時間も短くなったため、マキガがあってもなくてもあんまり変わらなくなったのではないか?という疑問が湧いてくると思います。
では、マーキングガードは付けなくても良くなったのでしょうか?それとも変わらず必要なのでしょうか?
それについて詳しく解説します。
※本文中にマキガと出た場合は、マーキングガードの略です。
スポンサーリンクマキガは付けても付けなくてもどっちでも良い?
結論から言うと、マーキングガードを付けるかどうかは本人の好みの問題になった、と言えます。
アプデ後のマーキングに関する秒数を見ても分かる通り、「どちらでも選べるようにした」というのが開発者側の意図であり、正しい認識だと思われます。
マーキングガード | ||
なし | あり | |
ポイントセンサー | 8秒 | 2秒 |
スーパーセンサー | 12秒 | 3秒 |
うらみ | 12秒 | 3秒 |
↓変更後↓
マーキングガード | ||
なし | あり | |
ポイントセンサー | 8秒 | 4秒 |
スーパーセンサー | 9秒 | 4.5秒 |
うらみ | 9秒 | 4.5秒 |
引用:公式サイト
上の表が示していることを簡単に言うと、「センサー系のマーキング時間が短くなる代わりに、マーキングガードの効力も弱くなった」ということです。
これまでの環境は、
- マーキングガードの効力が大きかった
- スーパーセンサーの効果時間が長かった
ので、右も左もマキガマキガと言わんばかりのセンサー対策ばかりでした。
スパセンの効果時間が長かったのはもちろんのこと、スパセン持ちのダイナモや3Kスコープが大量に湧いていたので、それの対策という意味でもマキガはほぼ必須だったのです。
しかし、この状況はアップデート以降大きく変わりました。
アップデートでは、スーパーセンサーを持っているブキの大幅弱体化も行われましたので、それらスパセン持ちで強武器だったブキが減ったことにより、マキガを付けなくても良くなっています。
つまり、「マキガの効力は減ったし、センサーの時間も短くなったし、そもそもスパセン持ちが試合に出てくることが少なくなったのだから、マキガを付け無くてもいいじゃん」というわけです。
これが、マキガいらない派の主張です。
一方、3Kスコープやダイナモといったスパセン持ちの強武器が完全に撲滅したかというと、決してそうではありません。
開発者もそのようなことは意図していませんし、アプデの目的は、あくまでブキやギアのバランス調整です。
ですので、マキガを使える機会は今でも充分に存在しますので、マキガを付ける、という選択肢は未だにあるわけです。
また、上の表を見てもらうと分かる通り、ポイントセンサーが相対的に強くなっていますし、うらみギアが強化されたことから、うらみを使うプレイヤーも一定数存在しています。
ポイセン持ちやうらみギアが台頭したということは、それだけマキガを活かせる機会は充分にあるわけです。
そういった意味からも、マキガを付けるスタイルは現在の環境でも有りなのです。
まとめると、「マキガを付けないという選択肢もあるし、付けるという選択肢もある」ということになります。
以前とは違って、本人のプレイスタイルに応じて、どちらでも選べるようになっています。
ですので、「マキガの弱体化」とするのではなく、「マーキングに関する調整」と言ったほうがしっくりくるかもしれません。
スポンサーリンクマキガがいる場合は?
上の項目では、「本人の好きなプレイスタイルによって、マキガを付けるかどうかを選択することができる」ということについて説明しました。
では、マキガを付けるのは具体的にどういう場合でしょうか?
例えば、カーボンローラーやスプラローラーなど、潜伏が重要なブキではマーキングガードを付けたほうが良いです。
これらのブキは、射程が短いので、居場所がバレたままだと立ち回りにくくなってしまいます。
わかばシューターなども同様です。マーキングされて目を付けられると、非常に戦い難くなってしまいます。
また、スプラシューターコラボのように、やられたときのスペシャル減少量が75%のブキは、1デスの重みが非常に大きいので、やるべくデスを減らすためにもマキガを付けるという選択肢はありでしょう(無敵対策でゾンビにする場合などには特に必要ありません)。
ステージで言えば、センサー系が強いホッケふ頭では、マキガがあった方が立ち回りやすいです。
マキガがいらない場合は?
ヤグラやガチホコではデスが増えやすいので、これらのルールではマキガを外すというのもいいでしょう。やられるとセンサーの効果は消失するからです。
また、ヤグラやホコでなくても、ゾンビ装備のブキも同様の理由でマキガは不要です。マーキングされても、デスするとマーキングが外れます。
- ゾンビダイナモ
- ゾンビボールド
- ゾンビスシ
- ゾンビノヴァネオ
などを使う場合には、マキガはいらないので、他のギアを付けましょう。
ダイオウ持ちやポイズンバリアを使えるブキは、センサーで相手をおびき出してから倒す、ということができますので、あえてマキガを外すという選択肢もあります。
あとは、センサーが付いていようが付いていまいが関係ない、と言えるくらいの地力がある方ならマキガは無くてもいいでしょう。
敵の攻撃が自分に集中することによって味方を守ることができるため、むしろセンサーが付いていた方が良いと言えます。もちろんこれは、撃ち合いが極端に強い場合の話です。
開発者の意図を知ればアプデの意味が理解できる?
そもそも、なぜこのようなマーキング関係の調整が行われたのかというと、対戦環境があまりにも画一化していたからです。
上にも説明したように、スパセン持ちのダイナモや3Kスコープなどのブキがあまりにも強くて大量発生していたため、それの対抗手段として、必然的にマーキングガードが必須ギアとなっていました。
下手すれば8人全員がマキガ、という事態も珍しくはなかったのです。
しかし、これは本来、開発者が望んでいた対戦環境とは言えません。
マキガを付けているプレイヤーもいれば、そうでないプレイヤーもいる、という感じで、色んなブキやギア装備でバトルできる環境の方が、ゲームに深みが出て面白いはずです。
つまり、アプデにおける開発者の意図とは、マキガやスパセン持ちを撲滅することではなく、色んなブキやギアの選択肢の一つとしてそれらを選んで欲しいということです。
マーキングガードと同じように、服専用のギアには、
- イカ忍者
- うらみ
- スタートレーダー
などがあります。今まではマーキングガードが有能すぎたために、これらのギアが使われることはほとんどありませんでした。
しかし、今まで使われることのなかったこれらのギアが、今は日の目を見ることができるようになっているわけです。
マキガとスパセン持ちを減らしつつ、今まで使われてこなかったギアの使用率を上げるという、かなり絶妙な調整となっているのではないでしょうか。
もちろん、選択肢が広がっただけであり、これからもマーキングガードやダイナモローラー、3Kスコープなども、ブキやギアの選択肢の一つとして、ありというわけです。
一部のブキやギアに偏るのを防ぐことがアップデートの目的であり、マキガやスパセン持ちを産廃にするのが目的だったわけではありません。
ユーザーは、より多様な環境で遊ぶことができるようになりました。これはとても素晴らしいことです。
あと、センサーの効果時間が調整された理由ですが、フェスでセンサー持ちが強すぎた、というのも理由のひとつでしょう。フェスではフェスTを強制的に着るため、マキガが使えないためです。
フェスでダイナモが増殖していた理由でもあります。
関連記事:フェス100ケツのランキングからナワバリ最強ブキを読み解く!
また、ギアの変更ができなかった第1回スプラトゥーン甲子園でも、センサーが強かったです。
こういったことも考慮されて、センサーの効果時間などが変更されていると思われます。
まとめ
今までは、マキガはほぼ必須のギアでしたが、現在は必ずしもそうではない環境になっています。
大会などで相手チームのブキ編成がある程度分かっている場合には、マキガを付けたり付けなかったりといった読み合いは、これまでと同様に発生します。
しかし、以前ほどそれにこだわることなく、好きなギアを選べるようになっています。
自分の使うブキや、プレイスタイルなどに応じて、付けるか付けないかを考えてみてはいかがでしょうか。
また、マキガの効果時間減少にばかり目が行きがちですが、これまでがあまりにもマキガ環境すぎたということも注視すべきです。
スパセンやポイセン持ちのブキにとっては、「せっかくマークを付けたのに、2~3秒でマークが消えてしまう!」となっていたわけです。
それが改善されたという意味では、スパセンやポイセン持ちからしても純粋に喜べる部分でしょう。
対戦相手がマキガばかりではなくなったので、センサーの効果をちゃんと実感できるようになったわけです。
アップデートにより、ブキやギアの偏りが少なくなって、バランスが取れてきたのはとても良いことだと思います。
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