ゲームを買うだけで満足な心理と対策
2016/10/13
そこそこゲーム歴が長くてゲームを購入することに慣れてくると、ゲームを買うだけで満足してしまうという状態になりやすくなります。
特に社会人になると、お金はあるのに時間が無いということが多くなり、買うだけで遊ばないという人は多いです。
しかし、それよりももっと深刻なのは、遊ぶ時間はそこそこあるはずなのに、なぜか買うだけで終わってしまうというパターンです。
果たして、なぜそのようなことになってしまうのでしょうか?原因と対策について詳しく解説します。
スポンサーリンク買うときが一番興奮する
新しいゲームソフトを買うときは、誰もが「うおー!!帰ってからやるぞぉおお!!」と興奮します。
ネットショップだと、Amazonや楽天でポチポチするときが一番楽しいと思います。
ゲームを買うだけで満足してしまうのは、そもそも買い物自体が楽しいからです。
売り手は、あらゆるメディアを使って、秀逸に販売戦略を仕掛けてきますので、我々消費者は、思わず「買わずにはいられない」という心理になってしまいます。
いざ購入して我に返ると、とたんにどうでもよくなることは多いですが、こうした売り手の仕組みからは中々逃れられないものです。
一時的な快感のためにゲームを購入するのではなく、「本当に自分はそのゲームをやりたいのか?」といったことをしっかり考えてゲームを購入する必要があります。
ゲームに対して価値を感じなくなっている
現代はモノ余りの時代と言われるように、巷にはゲームが溢れかえっています。
開発費をウン十億円かけた大作や、面白い名作ゲームが、中古で1000円や2000円で買えてしまいます。
廉価版も沢山発売されており、新品の購入価格もそれほど高くありません。
スマホやパソコンで、無料の楽しいゲームが沢山遊べます。
このように、ゲームの価格が安くなったり、沢山出たりするのにしたがって、私たちがゲームに対して感じていた価値の意識が大きく変わってしまいました。
私が子供の頃は、もっとゲームにありがたみがあって、貴重な感じがして、それは大事に扱ったものでしたが、今はゲーム自体にそれほど価値を抱きにくい環境になっていると言えます。
パッケージではなく、ダウンロード版が普及したことで、現物としてのゲームというものを感じられにくくなり、複製可能な単なるデジタルデータとしてとらえられるようになったのも、ゲームに価値を感じにくくなった一つの要因だと思われます。
当然、買ったものに価値を感じられなければ、放置したままの状態になりやすくなります。ゲームは沢山ある、溢れている、いくらでも遊べる、そんな気持ちが消費者の中に芽生えているような気がします。
買った瞬間に所有欲を満たしてしまう
人は、何かを手に入れたり、コレクションしたりすることで、所有欲を満たすことが出来ます。ゲームが好きな人は、ゲームを手に入れることで欲求が満たされます。
つまり、ゲームを買うだけで満足してしまう人の心理というのは、遊ぶことが目的なのではなく、そもそも買うこと自体が目的になっていると言えます。
特に、男性は元々物を集めることが好きなので、こういった傾向が強いです。
例えば、骨董品に価値を感じた人は骨董品を買い漁ったり、絵画に価値を感じた人は絵画を集めたりします。それを理解できない奥さんと喧嘩をするなんてことはよくある話です。
当然、ゲームに価値を感じる人は、ゲームを買うことに目的を見い出します。買うこと自体が目的であるため、ゲームを購入した時点で目的のほとんどは達成されているわけです。
こういった収集癖は決して悪いものではなく、組織の中で上を目指したり、夢や目的を達成したりするために必要な要素でもあります。ですので、たとえ買うだけで満足してしまっても、それはそれで良いとも言えます。
一方、積みゲーがどんどんたまっていくことに焦燥感を感じてしまう場合は要注意です。この場合は、「買った時点ですでに目的が達成されている」ということにきちんと気付くことが大事です。
そうでないと、積み重なっていくゲームに対してどんどん焦りの感情が膨らんでいき、「あのゲームもやらなくては…」といった心理的な負担になってしまいます。
「あれもやらなくては、これもやらなくては」と思う内に、時間だけが過ぎていってしまい、結局何もできないという悪循環に陥ってしまいます。
ですので、「買ったゲームは遊ばなくてもいい。買った時点で目的は達成されている」という風に気楽に考えることが大事です。
スポンサーリンク楽しいことややることが色々あって忙しい時代
パソコンやスマホで動画を見たり、SNSにハマっている人は多いでしょう。
ネットで色々調べるだけでも面白いですし、LINEやTwitterで友達とやり取りしていると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
選択肢が多いのは恵まれているとも言えますが、忙しいとも言えます。
たとえゲームを買ったとしても、ゲーム以外のことに目移りしてしまい、買ったゲームを中々始めることができないという人は多いのではないでしょうか。
特に、コミュニケーションは人にとって最高の娯楽と言われており、ゲームをやるよりも、ネットで人と話したりメッセージのやり取りをしたりする方が楽しいのです。
インターネットが発達した現在、人とコニュニケーションを取る機会は格段に増えました。ヒットしているゲームも、オンライン要素があって人と関わるものばかりです。
今後もこの流れは続いていくものと思われます。
もし、SNSなどのコミュニケーションにハマっていてゲームを中々始められない方は、ゲームを買うときに「オンライン要素のあるものを選ぶ」と最初から決めておくと、買った後でも放置することなく自然な形でゲームを始められることでしょう。
本当に面白いゲームは買うだけで満足することはない
本当に遊びたくてたまらないゲームであれば、買っただけで満足するということにはなりません。
大好きなシリーズの最新作が発売されると、買わずにはいられませんし、わくわくしてゲームを始めずにはいられなくなります。
例えば、私はスプラトゥーンというゲームをやっていますが、やめどきが分からなくなるほど面白くてほぼ毎日遊んでいます。
ゲームを遊ばないと、なんだかそわそわしてきて、やらないでいられないという状態になってしまいます。
おそらく次回作が出ても、発売日に購入して、夢中で遊びほうけることになるでしょう。面白いゲームは、買ったまま放置するなんてことはありえないわけです。
買ったまま放置してしまうのは、本当はそのゲームをそれほど欲しくなかったということです。
本当に欲しくてたまらないゲームだけを買うようにすると、積みゲーは増えません。
惰性で買うのではなく、心底惚れたものだけ買う癖を付けると、家が物で溢れることがなくなります。
一つのゲームをやり込む人は買うだけで満足しなくなる
一つのゲームやジャンルをやり込むようになると、色んなことに目移りしなくなります。
あれもこれもと手を出すことは無くなり、好きなシリーズの最新作だけに興味を持つようになります。
例えば、格ゲーをやり込んでいたら格ゲーばかり買うようになりますし、RPGをやり込んでいたらRPGばかり買うようになります。
ドラクエが大好きでドラクエばかりやっている人は、ドラクエの最新作を購入したときに、遊ばずに放置することはほぼありません。
ジャンルやシリーズへの自我関与が高くなると、買うことが目的ではなく、遊ぶことが目的になります。
つまり、買いたくて買うのではなく、遊びたくてたまらなくて買うわけです。
ゲームを手に入れることに価値を置くのではなく、ゲームを遊ぶことに価値を置くようになると、手に入れた後で熱が冷めることはなくなります。
関連記事:積みゲーを消化する方法!超効果的で今すぐ実践できるコツを紹介!