マリオメーカーの3DS版とWiiU版の違いは?
2022/10/29
WiiUで発売されたスーパーマリオメーカーの3DS版が「スーパーマリオメーカー for ニンテンドー3DS」というタイトルで2016年12月1日に発売されました。
スーパーマリオメーカーとは、スーパーマリオのコースを自由に作って遊べるゲームです。
WiiU版と3DS版のどっちを購入したら良いのか迷っている方は多いと思いますので、各ソフトの違いについてまとめておきます。
WiiU版のマリオメーカーは2015年9月10日に発売されました。
スポンサーリンク価格は基本的に同じ
WiiU版は、
- パッケージ版 … 希望小売価格 5,700円(税別)[ブックレット付]
- ダウンロード版 … 希望小売価格 4,700円(税別)
3DS版は、
- パッケージ版 … 希望小売価格 4,700円(税別)
- ダウンロード版 … 希望小売価格 4,700円(税別)
となっています。
販売店舗によっては価格に多少の開きがあるかもしれませんが、基本的に3DS版とWiiU版に価格差はありません。
WiiU版のパッケージ版が1000円高くなっているのはブックレットが付いてくるからです。ブックレットとは、マリオメーカーではこんなコースが作れますよ、という公式の画像集です。
ブックレットは任天堂オンライン販売から単品で購入できるほか、ダウンロード版とブックレットがセットになった商品をAmazonなどの一部の店舗で購入することができます。詳しくは以下のURLをご覧下さい。
ブックレット単品購入またはブックレット付きダウンロード版を購入
また、ブックレットは電子版が公式サイトで公開されており、誰でも自由に無料で閲覧することができます。
3DS版とWiiU版では価格による違いはほぼないので、ゲーム内容で選んだ方が良いでしょう。
ゲーム内容の違いは?
WiiU版と3DS版の主な違いを表にまとめます。
No | 項目 | WiiU版 | 3DS版 |
1 | ましことヤマムラによるレッスン | × | ○ |
2 | 使えるパーツ | 全て | ほぼ全て |
3 | 作成コースの投稿 | インターネット | ローカルのみ(すれちがい通信も可) |
4 | 100人マリオチャレンジ | ○ | ○ |
5 | スーパーマリオチャレンジ(10人マリオチャレンジ) | △ | ○ |
6 | おすすめコース | ○ | ○ |
7 | IDによるコース検索 | ○ | × |
1.ましことヤマムラによるレッスン
3DS版で新たに追加された要素です。これは、コース製作の手引きをしてくれるものです。
WiiU版にはありませんが、WiiU版のマリオメーカーが発売された時には、任天堂の公式ホームページでコース作成講座というものが連載されていました。
2.使えるパーツ
3DS版とWiiU版では使えるパーツはほぼ全て同じです。WiiU版で使えたパーツは3DS版でもほとんど使うことができます。
一部例外として、3DS版は「ハテナキノコ」がありませんので、「キャラマリオ」には対応していません。
キャラマリオとは、マリオがカービィやヨッシーの姿に変身して遊べるというものです。姿が変わってもマリオの基本性能は同じなので、無くても特に影響は無いでしょう。
3.作成コースの投稿
WiiU版では、作成したコースをインターネット上に投稿できるので、自分が作ったコースは誰でも遊ぶことができます。
3DS版は、作成したコースをインターネットに投稿することはできないので注意です。3DS版では、作成したコースをローカルプレイで友達に送ったり、すれちがい通信で交換したりすることはできます。
これがWiiU版と3DS版の最大の違いと言っても良いでしょう。自分が作ったコースを多くの人に遊んでもらいたい場合は、WiiU版の購入が必須です。
4.100人マリオチャレンジ
インターネット上に投稿されたコースが、ランダムに登場されて次々にクリアしていくモードです。
3DS版では、作成したコースをインターネット上に投稿することはできませんが、WiiU版からインターネット上に投稿されたコースを遊ぶことはできます。もちろん、3DS本体をインターネットに繋ぐ必要があります。
5.スーパーマリオチャレンジ(10人マリオチャレンジ)
いわゆるネットに繋がずオフラインで遊べるモードです。
WiiU版では「10人マリオチャレンジ」という名前ですが、3DS版では大幅にリニューアルされ「スーパーマリオチャレンジ」となっています。
WiiU版では、簡単なサンプルコースを遊べるといった内容でしたが、3DS版では、任天堂オリジナルコースが100コース収録されているほか、「全てのコインを取る」「全ての敵をたおす」といったお題にチャレンジしてメダルを集める、メダルチャレンジといったやり込み要素も追加されています。
WiiU版をすでに持っているユーザーにとっては、この「スーパーマリオチャレンジ」が、3DS版の最大の魅力と言ってもいいでしょう。
6.おすすめコース
WiiU版では、スーパーマリオメーカーブックマークというサイトを使って、おすすめコースを探すことができます。
3DS版では、WiiU版で投稿されたコースの中から選りすぐりのコースが楽しめる「おすすめコース」というモードから遊べます。
3DS版のマリオメーカーは、スーパーマリオメーカーブックマークには対応していません。
7.IDによるコース検索
マリオメーカーでは、作成したコースにはコースIDというIDが割り振られます。
このコースIDを教えることで、特定の人、あるいは不特定多数の人に、自分が作ったコースを遊んでもらうことができます。
例えば、自分が作ったコースをtwitterのフォロワーさんに遊んでもらいたい場合などに、コースIDを公開して遊んでもらうことができるわけです。
(一応、コースIDを誰にも教えなくても、作成したコースをインターネット上に投稿すれば、100人マリオチャレンジというモードで、ランダムに色んな人に自分のコースを遊んでもらえる仕組みにはなっています(WiiU版))
WiiU版ではこのコースIDによる検索ができますが、3DS版ではコースIDによる検索はできません。要するに、3DS版では、ネット上などのやり取りを介して、特定のコースを遊ぶことはできないのです。
これも、WiiU版と3DS版の大きな違いですので注意しておきましょう。
その他
3DS版では、受け取ったコースをアレンジして完成させると、複数人で制作した証である「コラボアイコン」が表示されます。
スポンサーリンク3DS版とWiiU版はそれぞれどんな人に向いている?
3DS版はこんな人に向いています
- 携帯ゲーム機で手軽に遊びたい
- 外出時にもマリオメーカーを遊びたい
- ローカル通信で放課後とかに友達と集まって遊びたい
- すれちがい通信でコースを探す旅をしてみたい
- メダルチャレンジといったやり込み要素をじっくりやりたい
3DS版の魅力は、なんと言っても携帯できるということです。外に持ち運べるので、いつでもどこでもマリオメーカーを楽しむことができます。
WiiU版でも、TVを使わずにゲームパッドのみで遊ぶことはできますが、これはあくまでWiiU本体が近くにあることが前提です。
WiiUゲームパッドの映像は、WiiU本体から転送しているという仕組みなので、WiiU本体が近くになければ遊ぶことはできません。
また、3DS版には、WiiU版にはほとんど無かったやり込み要素なども追加されています。
WiiU版はこんな人に向いています
- 作ったコースをインターネットに投稿して多くの人に遊んでもらいたい
- コースIDを検索して特定の人が作ったコースを遊びたい
- 家で家族や友達とわいわいやりながら遊びたい
- 綺麗な画質でやりたい
- ゲームパッドの大きな画面でじっくりコースを作りたい
WiiU版は、コースを作っている画面がテレビに映し出されるので、家で家族や友達と集まってわいわい遊びたい場合などに向いています。もちろん一人でじっくりやってもいいです。
また、WiiU版には、「インターネット上へのコース投稿」や「コースIDを指定して遊ぶ」といった3DS版にはない機能がありますので、本格的にガッツリやりたいのであればWiiU版が良いでしょう。
自分の目的に合わせて選ぶのがおすすめ
WiiU版と3DS版は明確に差別化されていて、それぞれに良さがあります。後から発売される3DS版が完全版というわけではありません。
ですので、どちらにするか悩んでおられる場合は、自分の目的に合った方を選ぶのが良いと思います。もしくは、自分が持っているハードに合わせて購入されるのがベストです。
両者が明確に差別化されている理由は、おそらくWiiU版を買ったユーザーが、後から発売された3DS版を見て損した気持ちにならないように配慮されているからでしょう。
「インターネット上へのコース投稿」や「コースIDの検索」くらいなら、やろうと思えば3DSでも実現できたはずだからです。
また、3DS版の追加要素を見る限り、WiiU版を遊んだ人が3DS版を買っても楽しめるように配慮しているとも言えます。
上にも述べてきましたように、手軽にやりたいなら3DS版、本格的にガッツリ遊びたいならWiiU版をおすすめします。
最後に、3DS版マリオメーカーを紹介した公式動画を紹介します。30分00秒辺りからです。クリックしたら再生時間に飛びます。