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ニンテンドースイッチ(Nintendo Switch)の仕様まとめ【旧NX】

      2017/01/13

スイッチロゴ

任天堂は、これまで開発コードネーム「NX」と呼ばれていた新型ゲーム機を「ニンテンドースイッチ(Nintendo Switch)」として公式に発表しました。

これまでに公式動画や公式リリースから公開されて分かったスイッチの仕様についてまとめます(憶測が含まれている箇所もありますのでご了承下さい)。

本体

ドッグ式

スイッチの最大の特徴は、本体がドック式になっていることです。

本体を専用の「ドック」に差し込むことで、ドックからHDMIで接続されたテレビに映像を映し出すことができます。

ドックから本体を切り離すと、テレビの映像は消え、スイッチ本体の画面に映像が映し出されます。

つまり、リビングの大きなテレビを使って遊ぶこともできますし、携帯機のように外に持ち出して遊ぶこともできます。

スイッチは、据置ゲーム機と携帯ゲーム機の両方の性質を持ったハードと言えます。

スイッチ標準

モバイル形式で遊んでいるときの様子。

スイッチ本体をドックにはめる

本体をドックに差し込むと…

テレビに映像を表示

テレビに映像が表示されます。

スイッチをテレビから取り外す

スイッチ本体をドッグから持ち上げると…

スイッチをドッグから持ち上げる2

テレビの映像が消えてスイッチ本体に映像が映し出されます。

カートリッジを採用

スイッチは、DSや3DSと同じくカートリッジを採用しています。

カートリッジ

カートリッジは、CDやDVDといった光学メディアに比べて振動などに強く、携帯するのに向いています。

また、データの読み込みも早いので、ゲームを遊んでいるときのストレスを感じにくいのも特徴です。

据置型のハードとして見れば、64以来のカートリッジ方式の採用となります。

  • FC → カートリッジ
  • SFC → カートリッジ
  • N64 → カートリッジ
  • GC → 光ディスク
  • Wii → 光ディスク
  • WiiU → 光ディスク
  • Switch → カートリッジ(new)

ダウンロード版も遊べるでしょうから、別途SDカードなどを差し込むスロットもあると思われます。

イヤホンジャック

本体上部には、イヤホンジャックが付いています。

イヤホンジャック

本体の支え

本体の裏には支えがあり、画面を立てかけて遊ぶことができます。

コントローラーを分離できるため、携帯しているのにまるで据置型ゲームを遊んでいるように、コントローラー+モニターで遊ぶことができます。

本体の裏に支え

本体の裏に支えがあり…

立てかける

本体を立てかけることができます

携帯しながら据置型のように遊べる

携帯しながらまるで据置機のように遊べます

従来の携帯ゲーム機やスマートフォンなどとは違って、画面を離してプレイできるため、目が疲れにくくて良さそうですね。

性能

現時点では詳細は不明ですが、NVIDIAのTegraプロセッサーがカスタマイズされて搭載されていることが分かっています。

この高効率かつスケーラブルなプロセッサーには、世界最高峰のパフォーマンスを発揮するGeForceゲーミング・グラフィックカードと同じアーキテクチャーのNVIDIA GPUが含まれています。

参考:NVIDIAの技術が任天堂の新ゲーム機「Nintendo Switch」に採用されました

詳細は今後の続報に期待しましょう。

コントローラー

スイッチには様々な操作体系が用意されており、幅広いシチュエーションに対応することが可能です。

Joy-Con(ジョイコン)

スイッチは、両端のコントローラーが着脱可能式となっており、本体から切り離して使うことができます。

切り離したコントローラーは「Joy-Con(ジョイコン)」と呼ばれ、本体から分離した状態で操作が可能です。

本体を「Switchドック」にドッキングし、テレビを使って遊ぶときには、この「Joy-Con(ジョイコン)」が遠隔操作のコントローラーになります。

分離したジョイコンは横持ちにも対応しており、ジョイコン1つが1人のプレイヤーのコントローラーとなるため、スイッチ1台で2人のプレイヤーが遊ぶことも可能です。

コントローラーは着脱式

コントローラーは着脱式。

スイッチのジョイコン

本体から分離したジョイコン。

switch-joycon2

Wiiのヌンチャクコントローラーのようなスタイルで遊べます。ヌンチャクとは違ってスイッチは無線。

ジョイコン横持ち

ジョイコンを横持ちした様子。

ジョイコン1台で複数人でプレイ

スイッチ1台あれば複数人で遊べます。

スイッチ本体とジョイコン×2なので、バッテリーは3つあるということでしょうか(詳細は現時点では不明)。

Joy-Con側面には「SLボタン」と「SRボタン」があります。Joy-Conに「Joy-Conストラップ」を取り付けることで、SLボタンとSRボタンを押しやすくすることができます。

Joy-Con(R)には、「物の形」「動き」「距離」を読み取る「モーションIRカメラ」があり、ユニークな操作ができます。例えば、グーチョキパーといった手の形や動きが読み取れたり、かざした手の距離が分かります。

また、Joy-Conは、従来より繊細で表現力が豊かな振動で臨場感を演出する「HD振動」に対応しています。

Joy-Conグリップ(ジョイコングリップ)

切り離したコントローラーは、「Joy-Con(R)」と「Joy-Con(L)」に分かれており、単体でも操作することができますが、「Joy-Conグリップ」に装着することで、従来のコントローラーのようにして遊ぶこともできます。

ジョイコングリップ

専用のジョイコングリップに装着すれば…

ジョイコングリップ

従来のゲームコントローラーのようにして遊べる。

Nintendo Switch Pro コントローラー(PROコン)

Joy-Con(ジョイコン)とは別に、PROコンが発売されます(全てのソフトがPROコンに対応しているかは不明)。

PROコンは本体には付属しておらず、周辺機器として別売りで販売されます。WiiUのPROコンをスイッチにも使えるかは現時点では不明です。

備考

Joy-Con(ジョイコン)は、十字キーが従来の方式からボタン式に変更されています。これは、1台で複数人が遊べるようにするための施策と言えます。

その変わり、PROコンには従来と同じ形式の十字キーを搭載しています。ですので、十字キーがボタン式になったからと言ってそれほど悲観することはないでしょう。

十字キーがボタン式へ

十字キーがボタン式になっており、横持ちでABXYボタンと同じように使える。

スイッチのプロコン

PROコンの十字キーは従来と同じ方式。

また、WiiUとは違って3Dスティックの位置が左右であべこべになっていますが、これも分離して複数人で遊べるようにするための施策と言えるでしょう。GCコンの形式に回帰したとも言えます。

ボタン

コントローラーに備えられているボタンは以下の通りです。

  • 左スティック(押し込み入力対応)
  • 右スティック(押し込み入力対応)
  • 十字キー
  • Aボタン
  • Bボタン
  • Xボタン
  • Yボタン
  • Lボタン
  • Rボタン
  • ZLボタン
  • ZRボタン
  • SLボタン(Joy-Conを本体から分離したときに使用可)
  • SRボタン(Joy-Conを本体から分離したときに使用可)
  • ホームボタン
  • +ボタン(スタートボタンと思われる)
  • -ボタン(セレクトボタンと思われる)
  • 静止画を撮影するためのボタン(将来的には動画撮影にも対応予定)

ZRとZLボタンについて

動画などで存在が確認できます。

ZRとZLボタン

ジャイロ操作はできるのか?

スプラトゥーンなど、ジャイロ操作がメインとなっているゲームを遊んでいる方には気になる点だと思います。

結論から言うと、「Joy-Con」「Nintendo Switch Proコントローラー」共に、ジャイロ操作に対応しています。

「プラトゥーン2」は、本体からJoy-Conを分離せずに遊ぶこともできるようですが、Joy-Conを分離したりProコンを使ったりして操作する方法が主流になると思われます(下の画像のように)。

スプラトゥーンを外出先で遊ぶ

なぜなら、コントローラーを分離せずにジャイロ操作で遊ぶと、画面がガクガク揺れてしまってまともにプレイすることができないからです(スプラトゥーンの「バトルドージョー」というモードを遊んだことのある方はお分かりだと思います)。

ジャイロ操作で快適に遊ぶためには、テレビとコントローラーを分ける必要があるわけですが、スイッチはこの課題への答えとして、コントローラーを分離できる機能を備えているとも言えます。

この課題をクリアできなければ、「スプラトゥーンを外で遊ぶ」というようなことを実現することはできなかったでしょう。

タッチパネルは搭載されているのか?

静電容量方式のタッチパネルが搭載されています。DSやWiiUのような抵抗膜方式とは違うので、マルチタッチが可能だと思われます。

静電容量方式は、指で触れると発生する微弱な電流の変化をセンサーで感知する仕組みのため、従来のタッチペンを使用することはできません(静電容量方式に対応したタッチペンであれば操作可能)。

また、本体ドッキング時にはタッチ操作を使わずに遊ぶことが前提になるようなので、タッチしなくても遊べるようにソフトが作られると思われます。

スイッチ本体からJoy-Conを取り外して、スマートフォンのような感じでゲームを遊ぶこともできるでしょう。そうなれば、スマホ向けの「スーパーマリオ ラン」「ファイアーエムブレム」「どうぶつの森」などのアプリを遊ぶことができるかもしれません(「スーパーマリオ ラン」はスイッチには対応しないといった情報もあります)。

GPSは搭載されるのか?

詳細が明かされていないので不明です。

もしGPSが搭載されて位置情報を得ることができれば、「ポケモンGO」のようなゲームも遊ぶことができるでしょう。

NFCはあるのか?(amiiboなどの読み書き)

Joy-Con(R)のHOMEボタンの位置がNFCリーダー/ライターになっており、amiiboなどのデータの読み込み/書き込みができるようになっています。

現時点の情報では、ゼルダシリーズの最新作「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」がamiiboに対応していることが明かされています。

周辺機器

Joy-Conストラップのカラータイプ

本体にJoy-Conストラップが同梱されていますが、別売りでカラーのタイプが発売されます(紹介映像で確認できる色は、灰色、ライトブルー、淡い赤色)。

その他

紹介映像では、車内で遊ぶために画面を固定する機器などが登場しています(正式に販売するかは不明)。

車の中で遊ぶ

分離式であることを活かし、標準のコントローラーを外して拡張可能な別のコントローラーを取り付けるなど、様々な周辺機器が登場すると思われます。例えば、スティックとボタンの位置が上下で逆になっているタイプのJoy-Conを出す、ということも可能でしょう(つまりWiiUと同じボタン配置でゲームを楽しめる)。

発売日

2017年3月3日に発売予定です。

価格

2モデルが販売となっており、どちらも価格は29,980円(税別)です。モデルの種類は以下の通りです。

  • 「グレー」のJoy-Conが入ったモデル
  • 「ネオンレッド」と「ネオンブルー」のJoy-Conがひとつずつ入ったモデル

Nintendo Switch Proコントローラーは別売りです。

スイッチはあくまで据置型ハードという位置付けですので、携帯機より据置機に近い価格となっています。

発売予定ソフト(一部)

発売予定タイトルは以下の通りです(情報は2017年1月13日時点に公式で発表されているタイトルのみです)。発売日は日本国内のものです。

タイトル 発売日 備考
1-2-Switch(ワンツースイッチ) 2017年3月3日(ロンチタイトル)
ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド 2017年3月3日(ロンチタイトル) WiiUとのマルチタイトル
ARMS 2017年春
Splatoon 2(スプラトゥーン 2) 2017年夏
スーパーマリオ オデッセイ 2017年冬
ゼノブレイド2 2017年
EA SPORTS FIFA 2017年
ファイアーエムブレム無双 未定
ドラゴンクエストX 未定
ドラゴンクエストXI 未定
ドラゴンクエストヒーローズ 1・2 for Nintendo Switch 未定
Project OCTOPATH TRAVELER 未定
真・女神転生シリーズ最新作 未定
Skyrim 未定
セガゲームスの新作 未定
グラスホッパーの新作 未定

※ロンチタイトルとは、本体と同時発売されるソフトのこと。

スイッチには多数のサードパーティが参加しており、ソフトメーカーが開発中のタイトル数は80タイトル以上となっています。

スイッチのパートナー

また、ポケモンの石原恒和社長がスイッチへソフトを供給することを明かしています。

ハードが携帯機にもなるという性質上、モンスターハンターなどとの相性も良く、登場する可能性は高そうです。

映像に含まれていた小ネタなど

スイッチの紹介映像の始めに犬が出てきましたが、これはスイッチの「ドック」と犬の「ドッグ」をかけているものと思われます。

また、Joy-ConをJoy-Conグリップに装着した状態が犬の顔に似ているからという理由もありそうです。

switch-dog

左右のグリップが犬の耳のようですね。

参考

参考記事任天堂ニュースリリース「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」

■【初公開映像】Nintendo switch(ニンテンドースイッチ) /(2016年10月20日23時~)

■Nintendo Switch プレゼンテーション 2017 /(2017年01月13日13時~)

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